6/25/2010
6/24/2010
Nofound(bedroom)
フランス人キュレーターEmeric Glayseが選んだ、世界中のフォトグラファー39人によって撮りおろされたベッドルームのみに焦点を合わせた写真集。 1人1枚のシート、計39枚を綴じ加工することなく、ゴムバンドで留めている。
フランスのレンヌに拠点を構える、インディペンデントパブリッシングカンパニー、Kaugummi booksから400部限定で発行。
フランスのレンヌに拠点を構える、インディペンデントパブリッシングカンパニー、Kaugummi booksから400部限定で発行。
39枚全て載せたいところですが、そうはいかないので特に気になった数枚を紹介します。
Henry Roy (France)
おそらく日が差し込む部屋なのでしょう。白黒ながらも温かみが感じられます。
Alec Soth (USA)
70年代、NYにある貧乏旅行者が利用するホテルの一室を思わせるような、無機質な部屋。
Christina Maria Oswald (Germany)
何がって、空間ですよ。生活感がないように見えるのに、居住者がこの部屋で過ごす様子がはっきりと目に浮かぶんです。カメラの奥ではきっとコーヒーが淹れられているでしょう。
Chris Heads (UK)
誰かの忘れ物でしょうか?
Margot Herstor (USA)
息が詰まる、まるで病室のよう。サイドテーブルに置かれた本を手に取らずにはいられない、僕には縁がない清潔感のある部屋です。
Erika Svensson (Sweden)
触れればまだ温かい、体温がまだそこに残っている朝のベッドルーム。
Tod Seelie (USA)
雨がしのげれば、そこはベッドルームと呼べるでしょう。
Vincent Ferrane (France)
この像は何を見てきたのでしょうか。孤独な老人の姿か、夢を追う青年の姿か。
Rikki Kasso (Japan)
どことなくエロスを感じませんか?僕だけですかね。
Marianne Mueller (Switzerland)
最後です。最後にふさわしい1枚を選んだつもりです。(笑)
一日の始まりと終わりを過ごすベッドルーム。目覚ましに起こされたり、飼い猫に起こされたり、はたまた恋人に起こされたり。悪夢にうなされることも、一日の幸せを予感させる夢を見ることもあるでしょう。
誰もが横になりながら一日の反省をしたり、明日を思い描いたりするベッドの上、その分だけシーツとキルトの間には様々なストーリーが挟まっている、そう思わされた写真集です。
これを書き終えたら、枕元に乱雑に積み上げられた本が待つベッドへと向かいます。
いい夢が見られるといいのですが。お休みなさい。
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